中国ソフトメーカーが日本に進出。
朝から経済ニュースとして出ていて「ふーん」と思ってたんですが。
レノボ(IBMからPC部門買ったトコ)と資本関係があるらしいんですが、何が悲しゅうて中国メーカーのソフトを買わにゃいかんのだという話で。低価格ソフトならソースネクストで十分だろう、という話で。
だから「まぁ無理だろう(失敗すんだろう)」と思ったわけですが。
窓の杜見たら、
・1年間無償で使える「キングソフトインターネットセキュリティ2006」が公開 (窓の杜)
・1年間無償で使える中国製ウイルス対策ソフト、100万本をダウンロード提供(INTERNET Watch)
・中国のキングソフト、日本の個人向けセキュリティ市場に参入--100万本無償提供(CNET)
なんか随分と思い切ったことを…。
本ソフトはウイルス対策、ファイヤーウォール、スパイウェア駆除の3ソフトを同梱しながら、年間利用料が980円と安価なのが特長。さらに同社では、インストール台数が100万台に達するまでは、インストールしたユーザー全員がすべての機能を1年間無料で試用できるキャンペーンを実施する。なんだそうな。
ふーむ…。
ウィルスバスターとか、ノートン使ってる人ならともかく、AVGとかAvast(両方とも無償配布されてるアンチウィルスソフト。フリーソフト)使ってる人にとってはいい選択肢になるか?
パッケージの内容は、アンチウィルスソフト+ファイアウォール+アンチスパイウェア、という構成。
まぁアンチスパイウェアに関しては、SpybotS&Dとか併用したほうがいいし(アンチウィルスソフト付属のものは大抵、パターンの更新が遅いし少ない)、アンチウィルスソフトの部分に関しても他のフリーソフトと併用するほうが効果的ですが、一式手に入るのは有難い。
個人情報登録の必要がないってのも良い。
ただ、それでもやっぱし、中国メーカーのソフト入れるのは微妙だ。
何せ中国のネットはスパムと詐欺サイトの宝庫だからな…。苦情言っても無視しやがるISPも多々あるし。
まぁキングソフトのこの会社自体は日本法人作ってるので、日本の法律に則って各種データを管理する筈で、そういう意味では問題ないはずですが。
と、レノボと資本関係があるってことは、今後、ThinkPadにデフォでインストされたりするんだろうか?
もしそうなら、在る程度シェアは獲得できるかもなぁ…。
しかし…うーん。やっぱり少し不安が。
まぁ、AVGとか、Avast使ってる人は検討してみていいかも。
私はちょっと考慮中。100万本なんてそうそう到達しない……だろうし、たぶん。
追記
ええい、ものは試しっ、てことでインストしてみた。
キングソフトのサイトのDLページ見ると「累計DL数」(無償登録数??)が確認できます。
またデフォルトだとJwordのプラグインがイスントールされてしまうので「うざっ」という場合は、「カスタム」で「拡張機能」欄にあるJwordプラグインのチェックを外しませぅ。
また100万本を過ぎても「最初の6ヶ月は無償」なので、賢く使うといいかんじです。
ちなみに動作は結構軽いです。UIも簡潔でいいかんじ。
ただインストール後、アップデートしたときサーバーの反応が鈍いのがちょっと気になった。まぁアクセス集中してるからなんだろうけど…。アップデートサーバーの反応の鈍さは、要監視かも。
ま、もう少し長く使ってみないとわからんけど。
9月15日追記
・早速トラブル『キングソフトインターネットセキュリティ2006』:SKY WATCH
シリアルが通らなくなった罠。対応待ち。
23時50分追記:返信がきました。サーバーの誤認識らしく、既に復旧。詳しくは向こうのページに書いておきます。
・国内にも50万台程度の「ゾンビマシン」:SKY WATCH
・Intel、アンチウィルスソフトのメーカーに出資:SKY WATCH
・プロセスの起動・終了監視ソフト「タスクロガー」:SKY WATCH
・「ウィルス対策ソフトを買え」と迫るウィルス:SKY WATCH
・「データを戻して欲しいなら解読ソフトを買え」と迫るデータ暗号化ウィルス:SKY WATCH
・"YOU ARE AN IDIOT"ウィルス:SKY WATCH