'06年末までだったのが'09年（「Vista発売後2年」）までに延長されてたWindowsXP homeのサポート期限ですが、更に再延長されました。
新しい期限は'14年4月までです。
・XP Homeのサポート期限延長を発表 MS、全世界で(ITmedia)
・Windows XP Home Editionのサポート期間、2014年4月まで延長(ITpro/日経BP)
・マイクロソフト、XP Home/MCEのサポートを2014年4月まで延長(PC Watch)
・大河原克行の「パソコン業界、東奔西走」：マイクロソフト、XPのサポート期間を2014年まで正式延長～ジェイミソン本部長に経緯を聞く(PC Watch)
ユーザー数からして延長されるだろうとは思ってましたが、延長するとしても期限切れ間近（’09年）になってからだろうと踏んでいたので、このタイミングで発表されたのは予想外でした。
ちなみにSP3も視野に入ってるようで、「リリースする場合は」'08年末だそうです。
その場合は、IE7のようにVistaの機能を一部切り取った移植になるんだろうか？
しかしまぁ延長自体は別にいいのだけどさ。
「うーん？」と思ったのがXP proの扱い。proに関しては、元のまま'14年なんですよね。
世の中には、サポート期限が切れるから、という理由でXP HomeではなくXP Proを選んだ人もいるはずで…そういう人に対する説明はどうなるんだろう、という気はします。
BTOで購入した場合、Home→Proの差額は5000円くらいだったと思うのだけど、サポート期限の「5年の差」を考慮して、わざわざProを選んだ人もいるでしょう。
OSの機能的にはHomeで十分なんだけど、Vistaにするかどうかわからんし、5年の延長サポート期限の差に5000円出そうかな、と。
昨年後半に新マシンを購入した人の中には、そういう判断をした人もいるはずです。
しかし今回のHomeの再延長で、その差が埋まってしまったわけで…、それに対する説明どうなるんだろう？
別に延長自体を非難する気はないし良いことだと思うのだけど、なんか…なぁ…。
いや、これが、Homeに関しては'12年までで、proは'14年のままです、とかいう風に多少でも「差」があるなら、それでいいと思うのだけど、「HomeもProに合わせて'14年にします」とされると、じゃあProを買った人の気持ちはどうなんねんと。
そう思うわけですよ、やっぱりね。
延長自体はいいんだけど、このタイミングで発表するくらいならさ…という。
これが去年の秋、ないしは'08年末くらいに発表されてたら別になんとも思わないのだけど、Vista発売直前に発表するくらいならさ…。
…そんなかんじ。
SP3がどういう風になるのか（出るかどうか確定してないけど）、楽しみにしとおきます。とりあえず。
ちなみにWindows（XP home）のサポート期限に関しては、以前の記事にまとめて書いてるので興味ある方はそちらをどうぞ。
・WindowsXP Homeのサポート期間、延長が決定：SKY WATCH
改めて見ると、少し読み難い記事だな（自己ツッコミ）。
・マイクロソフト「Windows Vista日本語版」のライセンスについて解説：SKY WATCH
・「Windows Vista」新文字セットで文字化け多発の可能性：SKY WATCH
・Windows98系OSのサポート、完全終了へ：SKY WATCH
