国内外を問わず、本業の利益率が低下して「新しい収入源」を探すのに必死なISP(インターネットプロバイダ)ですが…。
・ゲームポット、So-net、資本提携で合意。新しいゲームコミュニティの構築などを目指す(GAME Watch)
・ゲームポットと So-net が資本提携、ゲームコミュニティ構築やゲーム内広告事業を展開(japan.internet.com)
基本はコミュニティ(SNS)の共同運用・構築ということになりそうです。
…で、「資本提携」といっても小幅なのかと思ったら、
今回の資本提携では、ゲームポットの第三者割当増資および新株予約権付社債(転換社債)をSo-netが引き受け、さらにゲームポットの親会社である株式会社アエリアからゲームポットの株式を一部譲渡する形となる。33.23%。
So-netはゲームポットの発行済み株式の27.42%(潜在株考慮後で33.23%)を所有することとなる。(GAME Watch)
最近の色んな報道で知ってる人も多そうですが、33.34%(1/3~)あると会社の重要な案件(合併など)に対して拒否権が生じます。
それをギリギリ下回る33.23%というのは、意気込みの強さが見えますね。
ISPがオンラインゲーム会社と、ここまで踏み込んだ提携するのは初めてかな?
また、アエリア/ゲームポットというと今年5月に大失態をやらかしたのが記憶に新しいわけですが。
・アエリア、データセンターのHDDを大量紛失、盗難の疑い:SKY WATCH
その辺のことも影響してるんだろうか?
他のISPも同様の動きに出たら、面白いことになりそうですが、さて。
・カプコン、ドワンゴ子会社とポータルサイトを運営へ:SKY WATCH
・SCN、「So-net」へ社名変更:SKY WATCH
・So-netのSCN、マザーズ上場へ:SKY WATCH