少し前は「ゲームのことに詳しいコンシューマゲーム会社がオンラインコンテツ事業に乗り出せば面白いのに」と思ってたのに、今じゃ当たり前になっちゃってますね。
ここ5年くらいでホント変わったなー、と思うことしきり。
して、こんな話が。
・カプコンとドワンゴ子会社、総合ポータルサイトを運営する新会社を設立(Broadband Watch)
コナミ+IIJで「i-rev」作ったのと似た構図ですね。
ただポータル運営会社の出資比率がカプコン80.1%に対して、ゲームズアリーナ(ドワンゴ側)が19.9%。
主導権がカプコンにあるのに、『ゲームズアリーナによればカプコンの人気タイトルに加えて、同社傘下のチュンソフトやスパイクが開発したゲームタイトルも投入を予定』なんだそうで…。
んー???
ゲーム業界の再編の中、カプコンだけ独立保ってる状態なんですよね。
他にあったカプコン並みの規模の会社はほとんどが合併なり資本提携なりをしてる。
昔の「大手五社」というとコナミ、ナムコ、カプコン、エニックス、スクウェアのあたりだったわけです。
しかしまぁこの五社の中、合併もなにもしてないのはカプコンくらいのもんで、どーすんのかなー、なわけです。
一方、ドワンゴはチュンソフトを傘下に収めてゲームの開発力をつけようとしてる。
…で、今回のこの件なわけで。
もっともドワンゴは昔から、各社にオンラインゲームの仕事をもらうために中立的な立場をとっていたので、今回の件も「中立的な協力しあってるだけ」かもしれません。
かもしれませんが、だとしたらカプコン80.1%、ゲームズアリーナ(ドワンゴ側)が19.9%ってのはどうなんだろうか。普通は半々とか、6:4とかじゃないのか。
8:2ってのか、なんかなー…。「カプコンにアメをあげてる」図に見えなくなくもなくもない(遠まわし)。
うーむ?? とか勘繰ってしまうな、やっぱ。
単に「主力はあくまでカプコンで、気がむいたらチュンソフトとかもコンテンツ作るかもね」くらいの事業計画だからこうなってるのかもしれませんがね。
…と書きながら調べたら、そもそもこの「ゲームズアリーナ」というのは、チュンソフト・スパイクの親会社(持ち株会社)というカタチになるらしい。
ドワンゴ→ゲームズアリーナ→スパイク・チュンソフト、という支配関係。
んで、このゲームズアリーナがカプコンとポータル会社を作るってことは、この新ポータルは実質的には「チュンソフト+スパイク+カプコン」の共同設立ってことになるのか。
…うん、なんか余計ワケがわからなくなりました(笑)。
・株式会社ゲームズアリーナ
ポータルサイトは12月オープン予定とのことで、ちと楽しみ。
ただ「"総合"ポータル」とうたってるのが…。無理に総合ポータルにしようとすると失敗しそうで、気になりますが。どういうサイトができるやら。
・チュンソフトが、ドワンゴの傘下に:SKY WATCH
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