時代の最先端は「プリペイド式PC」みたいですよ。
携帯電話が本体0円になったように、PC本体も0円に?
・マイクロソフト、新興市場でPCの従量課金サービスを開始へ(CNET Japan)
・Microsoft、新興市場向けプリペイドカード式PC(PC Watch)
・プリペイドカード式PC、MSがテストへ(ITmedia)
・米Microsoft,新興市場向けの「従量課金制パソコン」を発表(ITpro/日経BP)
…と思ったんだけど記事を読んでションボリ。
細かいサービスプランは不明なのだが、概要としては『はじめにPC代の半分を初期料金として支払い、その後は1時間あたり50セント~75セントの利用料金を支払っていく仕組み』(CNET)で、以降の支払いは時間制の完全なプリペイド式、あるいは月額料金制を選択。
一定の支払額に達すると所有権自体か移る仕組みなんだそうな。
ちなみにITproの記事だと「初期費用は本体価格の1/3」で「初期状態では800時間、稼動する」そうだ。この辺は提供国やパートナー企業によって変わるんでしょうね。
しかし、いずれにせよ問題は「はじめにPC代金の半分(1/3)を払う」という所。
つまり、それって分割払いのローンと一緒じゃん?
DELLなど既存のPCメーカーからでも3000円/月で買えるし、クレカ会社によっては「あるとき払い」で購入できる。
ということで記事タイトルにある通り、これはあくまで「新興市場」=発展途上国向けのプログラムであって、日本や欧米のように、きちんとした信販会社、個人向けローンが充実してる国には特に関係ないんだな。
MSは最近「新しいビジネスモデルの構築」に向けて躍起になってるので、もうちょっと面白いプログラムかと期待したんですが。
・Dellの値下げ宣言に冷ややかなアナリストの反応(ITmedia)
ちなみにDELLが更に値下げ競争に踏み切るんではないかという話も。
こっちは日本人にも影響が出そうです。
追記
・プリペイドカードで PC 購入、MS がデジタル格差縮小に新構想(Japan.internet.com)
internet.comの記事でも「初期費用 1/3」だなぁ…。ちなみに、
だが Microsoft の広報担当は、同構想の対象について、低所得の消費者というよりも、クレジットカードなどといった従来の一般的な後払い制度を利用できない消費者だ、とも述べている。だそうで、やはり日本人にはあんま関係ないか。
5月26日追記
・【WinHEC速報】PCのプリペイド携帯化技術FlexGoをデモ(ITpro/日経BP)
スクリーンショット付きの記事。
・Microsoft本社CTOの語る『インターネットサービスの破壊力』:SKY WATCH
・Microsoft、収益構成の改革へ:SKY WATCH
・MS、従来製品の無料化を検討中:SKY WATCH