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「ネットインフラただ乗り論」最近の動き

以前も書いた「ネットインフラただ乗り論」。
元々は動画配信や音楽配信、ソフトフォンのような、ブロードバンドを利用したコンテンツやサービスが盛り上がる中で、回線業者・ISPの側から「お前らだけ儲けてんなよ」と出てきた話ですが、最近の日本だとファイル交換ソフトに対する帯域制限の話も混ざってきてますね。

そんな中、hi-hoが新しい規制を打ち出しました。
hi-ho、大量データ通信ユーザーの利用規制--ファイル交換ソフトでの帯域専有防ぐ (CNET Japan)
hi-ho、「1日15GBを超える上り通信」を行なったユーザーへの警告措置を実施(INTERNET Watch)
といっても対象になるのは上り(アップロード)の帯域だけで、下り(ダウンロード)は対象外なので、ファイル交換ソフト対策の面が強いか?
しかし特定アプリを名指しでどうこうするのではなく、こういう風に総量で規制してくれたほうがキレイだしスッキリしてて良いなというのが私の感想。
まぁ自鯖で動画配信したり、レンタル鯖をしてる人にとっては困るんだろうけど。

元々の「ただ乗り論」については、こんな話も。
“ネットただ乗り論”など巡るコスト負担の在り方、各事業者の意見は?(INTERNET Watch)
総務省まとめ。国内業者の意見がいろいろ。
記事を見てて面白いのが、同じ通信会社(インフラ)側でも意見が割れてる処。
NTTは基本的に「ただ乗り批判」をする側なわけですが、

「現時点で市場における具体的な問題が顕在化している事例はないものと考える。今後のトラフィック拡大に対応した通信網増強は、基本的に通信機器や通信技術等の進歩により対応可能と考える」(ソフトバンクBB、日本テレコムなど5社連名)
「現状では、弊社のネットワークにおいて市場参加者に対し差別的な取り扱いをしなければネットワークの維持が困難になるような事態は発生しておらず、また近い将来に発生する予見も現状ではない」(イー・アクセス)
ソフトバンクはYahooで動画配信をしているので、「日本テレコム」や「ヤフービービー(ISP)」としてはともかく、「ソフトバンクグループ」としてはNTTに同調できないということでしょうか。
USENが反対なのも「Gyao」を運営してる以上、当たり前か。
そんな中、私のお気に入りなのがイーアクセス。
私の家のADSL回線はイーアクセスなので嬉しい話。私の中でイーアクセスの評価、急上昇中です。なんとなく。

それでまぁ今までの「ただ乗り論」というのはイメージ優先の感情論が多く、冷静なコストの試算の記事というのは、結構珍しいように思うのですが。
ビデオ配信サービスがネットを詰まらせる?(AP/ITmedia)
試算記事です。なかなかタメになります。
記事の最後のあたり、

通信会社が配信保証のための追加料金を課せるようになったら、各社はそうした追加の「有料回線」を作るためにアップグレード費用を投じ、たとえ安く付いてもほかのネットワークのオーバーサブスクリプションを解消しないようになる恐れがある
というのも、もっともだなと思ったり…。
安易な値上げ、プレミア価格は認めずにあくまで努力をさせて、どうしようもなければ料金値上げ、という環境にしないと、確かにそれはマズイかもしれません。
どこか一社がやると全社がそっちの方向にいきそうだし…。
国内での議論も活発になってきてるので、どういう話になっていくのか「Winny」規制も含めて成り行きに注目していこうと思う次第。

…我ながら、最後のまとめが下手だ_| ̄|○
まとめようとするからダメなのか?(笑)。うーん…。

ネットインフラ、物理的な限界:SKY WATCH
ニフティ、ファイル交換ソフトの通信規制を検討:SKY WATCH
ネット企業に向けられる「インフラただ乗り」批判:SKY WATCH

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