先日「もう7月以降は、Win98/MEの面倒は見ないからね!」とMicrosoftが発表しました。
だからというわけでもないでしょうが、「古いPC」関係で二つの記事が。
・1割は未だ Win98/Me、3割が「Intel Mac、聞いたことない」~OS 調査(Japan.internet.com)
1割というのは多い? 少ない?
私は少ないなと思ったんですけど。
ただこれはあくまで個人ユーザーに対するアンケートで、企業ユーザーのシェアは含んでいない数字です。
中小企業では今でも9x系(95という話も)が使われてるという話はよく聞くので、実際の市場シェアはもう少し上がるでしょう。
しかし、WinME(6.7% 20人)>Win2000(4.7% 14人)というのも含めて、ちょっとビックリ。
2000のほうがユーザー多そうだけど…。
それで二つ目の記事がコレ。
・旧式のPC利用で職場の士気低下――英調査(ITmedia)
トピックを見た段階では「まぁそうだろうね」と同意だったんですけど本文見たら、
オフィスで旧式のコンピュータを使っていると従業員の病欠が増え、士気も低下する――。英国のディスプレイメーカー、ViewSonicが5月10日、こんな調査結果を発表した。病欠は関係なくないか?(笑)。
ただこれ「ディスプレイメーカーの調査」とあるので統計の段階で手心が加えられてそうだな、という穿った見方もできます。「コレコレの調査が出てます。新しいのにすれば業務効率が上がりますよ!」とやるわけです。
ふーむ、と少し考えてみたのだが、これの調査結果、手心が加わってるというより話の順序が逆なんだろうな。
つまり、PCなどの従業員が使う機材に金を使える会社というのは業績がいい会社でしょう。必然的に給料などの待遇もいいはずだし、士気も高いでしょう。
逆にPCなどの従業員が使う機材に金を使えない会社(=PCが古いまま据え置かれてる)というのは業績がそんなに良くない会社で、給料面など待遇もよくないだろうし、たぶん中小企業のほうが多いでしょう。
すると必然的に従業員も休みがちになる(良く言うなら「自由な職場」か?)。
なので口車に乗って「それなら」と設備を更新しても、その結果、給料などの待遇が下がれば元の木阿弥だろうな。
記事に、
それによると、5年以上たったコンピュータとディスプレイを使っていたのは全体の39%。このうち75%は、職場環境がアップグレードされればもっと生産性が高まると答えている。という個所もありますが、ええ、そりゃそうでしょう。
「新しいほうがいいかな?」と聞かれたら誰だって「うん」と言うだろう。「新しくしてくれればボク、もっと頑張るよ」と言うよね。ただ、本当にその結果、出勤率・業務効率が上がるかというと、そうとは限らない。
ここに「新しい機器に入れ替える前と後とで、これだけ変化が出ました」という比較があるならまだ良いのだが、やってるのは単なる意識調査で、実際に出勤率を調べてるわけではない。
もちろん中にはホントに「うちの会社、金余ってる筈なのに、いつまで古いの使わせんだ、ケッ」というのも何%かはあるでしょうけど…。
新しいのがタダでもらえるなら私も欲しいもの。
ただ新しいPCにするとターダでやれるMMORPGが、PCの負荷を気にせずやりまくれるので、むしろ生産性は下がりますが。私の場合。
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