公取委、インテル日本法人に排除勧告へ

IDF.で色々と新製品・新技術が発表されたばかりですが、インテルに関して気になるニュースが。

・インテルに排除勧告、ＣＰＵ値引き販売で他社妨害（読売新聞）
米国の世界最大手の半導体メーカー「インテル」が、同業他社の取引を妨害していたとして、公正取引委員会は４日、東京都千代田区の同社日本法人に対し、独占禁止法違反（私的独占）で排除勧告することを決めた。（略）

だそうです。
『PCメーカーに CPUを卸す際に、同業他社（AMD）の製品を一定量を超えて購入しないことを条件に、自社製品を大幅値引きする契約をし、競争を妨害した疑い』とのこと（細かいディティールは読売の記事を）。
インテル側の主張は『（PC）メーカー側からの要請』だそうですが。
事実ならエゲツないなぁ…。
まぁPCメーカーのほうから「ウチは今年出すPCには全て Intel.の CPU採用するからマケてくれ」と持ち掛ける可能性は有ると思うけども。

ちなみに以前 SCE.が PS関係で排除勧告受けたときにやりましたが、不服があれば徹底的に戦うことも可能です。スンナリと受け入れるのか、過去のSCE.のように何が何でも認めず抵抗するか、注目。
あと各国の公取委は同調して動く傾向があるので、もし日本の公取委の調査でこれが黒認定され、それが米国本社からの指示だとされれば、米国本社にも波及するかも…です。
まぁ今んとこ、まだ正式に勧告が出たわけじゃないのでわからんけれど。

そういえば米国での話ですが、AMDチップの採用を一時検討してたとされる DELLが、一転して「採用することはない」と言い切ったんですよね、少し前に。
なんでだろう、という話でしたが……まさかなぁ…。