昨日、『HPがインクカートリッジに「時限式」の細工をしている』と訴えられたと報道されてましたが、今度は DELLが訴えられてます。
・快進撃を続けるDell、「闇の部分」が明るみに――米国で集団代表訴訟(ITmedia)もし事実で、組織的にやってたならHPの件より悪質・深刻かも。
カリフォルニア州のある法律事務所が、Dellが顧客を「組織的にだました」として、同社を相手取った集団代表訴訟を起こした。(略)
この訴訟は、Dellがコンピュータの広告で低価格をうたいながら、その宣伝を見た人がマシンを購入しようとすると、その価格の製品が売り切れている、という疑いをめぐるもので、そのようなケースでは多くの顧客が結果的に別のコンピュータを購入することになる、と訴状には書かれている。(略)
「おとり商法」ほどではないにせよ、日本の DELLの広告もたまに「うん?」という個所は確かにありますが。
DELLって年中「キャンペーン」をしてるんですよね。
例えば、2月1日から「10万円以上のマシンは一律10%OFF。15日まで」ってキャンペーンをして、15日になると確かにこのキャンペーンは終わるんだけど、2月16日になると今度は「10万円以上の商品は一律1万円OFF。3月1日まで」ってキャンペーンが始まる(笑)。
DELLのサイトを日常的に見てる人なら気付くと思いますが、「定価ってナニ?」という。
「値下げキャンペーン」とか謡う場合の用件は公取委で色々決まってたと思うのだが、大丈夫なのかいなと。
世界のDELLさまなので、たぶんその辺はちゃんとクリアしてるんだろうけど、少し不誠実な気もしたりしなかったり。まぁ許容範囲ではありますがね。もっと、あざといことしてる会社もあるので。
HPの件と同様、今後の展開が気になるばかり。
ちなみに DELLは先日、経済誌『FORTUNE』誌の「最も尊敬される米国企業」ランキングで初の首位をとったばかり。
・Dellが首位、IBMは脱落――尊敬される企業ランキング(ITmedia)
他DELL関係で、
・Dell、AMDプロセッサ不採用を表明(ITmedia)
こんなのも。AMDは DEP機能なんかでリードしてるので、そこまで頑なに?、という気もしないでもない。
とはいえ「一時はAMD採用に傾いてた」だけに、Intel.が政治力駆使して引きとめたんでしょうかね…。