MSが、WindowsVistaに標準搭載目指して開発してるアンチスパイウェアソフト「Windows Defender」」(旧名「Windows AntiSpyware」)。
昨年末、名称変更を発表し、βテストも佳境かなと思ってましたが。
・MSのセキュリティ製品、シマンテック製ソフトをスパイウェアと誤認識(CNET Japan)
・米Microsoftのスパイウェア対策ソフト、Symantec AntiVirusを誤検知?(INTERNET Watch)
やっちゃったー...。
シマンテック製品の情報をスパイウェア(トロイ?)のものと勘違いして、レジストリキーの削除を促すメッセージが表示されるそうな。
対象になるのは法人向けのシマンテック製品で、コンシューマ向けの「ノートン」ではないとあるので、一般の人は気にしなくて大丈夫か。
まぁこういうのを含めて「調整」するためのβリリースだけどなぁ...んー...。
この誤検知トラブルは9日(現地時間)に「β1」で発生したものだそうですが、13日(現地時間)には新版「β2」が発表されてます。
・米MSがスパイウェア対策ソフトの英語版β2を公開、近日中に日本語版もリリース(窓の杜)
・Microsoftがスパイウェア対策ソフトのベータ2、P2Pソフトへの対応強化(INTERNET Watch)
日本語版はまだだそうだが、着実に機能が強化されてますね。
ターダだし、新しモノ好きな人は入れたくなるのは分かりますが、しかしあくまで「βテスト」なので、そこはやっぱり自己責任で使うべきかな。「β」の意味をよく分かってない人がいますが、β版ソフトは基本的に無保証ですから、そのリスクはきちんと認識した上で使いましょう。
ただ今回の誤検知問題は、ソフトの問題ではなく、定義ファイルの問題のように見えます(推測)。
Vistaに標準搭載するなら、チェック体制の強化がマイクロソフトへの課題ですね。
6月2日追記
・Microsoft、スパイウェア対策ソフトの日本語版「Windows 防御ツール」をβ公開(窓の杜)
・「幅広いユーザーに使ってほしい」、MSがスパイウェア対策ソフトの日本語β2公開(ITmedia)
日本語のβ版が公開になりました。
・マイクロソフト「Windows Live OneCare」の日本語β版を公開 :SKY WATCH
・「Microsoft AntiSpyware」新版が公開:SKY WATCH