ウィルスとかスパムとかフィッシングとか、どんどん手口が巧妙化してますが、また新しい手口が。
・「あなたのWebサイト,Mozillaでは表示が崩れますよ」と忠告,実はボット・メール(IT Pro/日経BP)ご丁寧にも、FROMアドレスを「***@f-secure.com」で詐称してよこすらしい。
フィンランドF-Secureは現地時間2月1日,同社をかたる悪質なメールが多数出回っているとして注意を呼びかけた。メールには,ボット(悪質なプログラムの一種)を圧縮したファイルが添付されている。本文には,「あなたのWebサイトはMozillaブラウザでは表示が崩れます。画面写真を添付しますので確認にしてください」といった内容が書かれている。(略)
悪質ー。
まぁ英文だから日本人の管理人には影響度低? 英語サイト作ってる人は危ないか。
F-Secureってのは、セキュリティコンサルティング会社。シマンテックとか、ああいう会社なわけで、冷静に考えれば「なんでブラウザ表示の警告してよこすんだ?」ってかんじではありますが。
ポータルサイトとか、Mozilla.orgならまだしも。
しかし問題なのは本当にこういう活動をしてる団体があるってことか。
「Mozillaで表示されないサイトを探して管理人に注意をしよう」という、親切というか、おせっかいというか、そういう活動してる人達は実在するので、ちょっとややこしい。
今後、派生パターンとして「あなたのサイトにウィルスが混入してます」とか、「IE7で表示が…」ってのが有り得るなー…。
ま、ウィルス対策の基本原則その1『添付ファイルは開かない』だ。
しかし毎度毎度、よく思いつくなー、ってカンジです。なんか他に活かす道を探したらどうかと聞いてみたい。
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