なかなか刺激的なタイトルの記事が。
・ゲイツ会長、広告収入をユーザーに還元する意向表明(IDG/ITmedia)
んー。ただ具体性が……いまいち不明。
収益をユーザーと分け合うため、Microsoftは無料ソフトあるいは現金をユーザーに提供するかもしれないとゲイツ氏。それ以上詳しいことは語らなかった。とはあるんだけど。
んー?
これは以前、話が出てたソフトの無料化の話と関連したものと捉えるべきなんだろうか。
それとももっと別な意味なのか。
例えば、MSNメッセンジャーが無償で利用できるのは、MSNメッセに広告が出るからなわけだ。
マイクロソフト(MSN)は、MSNメッセに広告配信することで収益を得て、ソフト開発費をペイして利益を確保する。利用者はその代わり、開発費を負担せずにタダで使うことができる。
そういう意味だと既に「収益の分配」を受けてることになるわけだが…。
ゲイツ氏がいってるのは、更にその「利益」の部分から資金を持ち出して還元する、てことか?
普通、こういう場合、ユーザーは目に見えないカタチで恩恵を受ける。
例えば、スキンが充実したり、著名人のデザインしたものがタダで使えたり、壁紙がもらえたり、サーバーが増強されたり。MSNなら、ホットメールの容量が増量されたりする。
ゲイツ氏がいってるのは、そういう目に見えない恩恵の他に、明示的に分配すべきだし分配する方法を検討中、って意味なんだろうか?
それとも。
例えば大手ISPは、検索ポータルにユーザーを流す代わりにトラフィック量に応じてキックバックを受け取ってる。
トラフィック量=広告量になるから行われてるわけですが。
そういう仕組みを個人サイトの管理人にも広めるってことだろうか。
単純に「利用者に還元」といっても、仕組みが難しいよな。下手なことすると、ユーザーは「報酬」目当てに広告クリックするようになる。それは、MS(MSN)にとっても、ユーザーにとっても、広告主にとっても不利益に結びつくわけで…。んー。
単純な手法でいくなら、年に一本くらい「これはMSNの収益を元に作られたフリーソフトです」と宣言してアプリを配布するとか?(笑)。
いまいち具体的なイメージが湧かないけれど。
ソフト無料化の話含めて、水面下で色々やってそうだなぁ…。楽しみだなぁ…。
・Microsoft、収益構成の改革へ:SKY WATCH
・MS、従来製品の無料化を検討中:SKY WATCH