「パソコン雑誌の右肩下がり」は何年も前から言われていましたが、『インターネットマガジン』に続いて今度は『月刊アスキー』が一時休刊を発表。
・アスキー：「月刊アスキー」休刊、脱PC誌に衣替え(毎日新聞)インプレスの『インターネットマガジン』は休刊（廃刊）でしたが、『月刊アスキー』は臨時休刊するものの、10月売りから再開するとのこと。
パソコン関連の雑誌出版を手がけるアスキーは18日、77年創刊の「月刊アスキー」を臨時休刊し、IT（情報技術）やビジネス情報を取り込んだ雑誌に衣替えすることを明らかにした。(略)
18日発売の8月号（350号）で「卒業宣言」した。11月号まで休刊し、10月24日発売の12月号から内容を一新するが、「月刊アスキー」の誌名は残す。
7月18日発売で休刊して、10月24日発売から再開ということは、約二ヶ月の休みか。
休刊しなくてもリニューアルは出来そうな気がするんだが、どうなんだろう。
人手が足りないのか、あるいはわざと「区切り」として一時休刊の期間を作ってるのかな？
誌名は残すそうですが、「名前だけでも残ってよかった」と思う人と「それなら名前も変更してくれ」と思う人、悲喜交々かも…。
複雑だ。
7月28日追記
・「月刊アスキー」は企業向けIT誌「月刊ascii」に(ITmedia)
続報。誌名が「月刊ascii」（小文字）になるんだとさ。
なんか既視感のある「誌名変更」の仕方だ。
記事を読むと「「PC上で日常業務はこなせるが、企業システムのITリテラシーは低い」という48歳営業部長」というのが「想定する典型的読者像」なんだそうな。
…日経BPが発売しているPC雑誌と思いっきりダブるよね、その読者層。
大丈夫だろうか…。
10月31日追記
・「現場と経営者のITギャップを埋める」――新装月刊アスキー編集長に聞く(ITmedia)
・横山哲也の100年Windows : 月刊アスキー新装刊に向けて(ITpro/日経BP)
ITmediaのインタビューを読むと、アスキーなりの論理で「日経との棲み分け」をやってる「つもり」のようだが…、はて上手くいくかどうかは謎。
別に文句があるわけじゃないのだが、読んでみて「それはうまくいくなー」という気が全くしない。
…まぁ、それだけ面白い独自誌面なんでしょう……きっと…。
