インプレスの雑誌「インターネットマガジン」が、今月発売の五月号をもって休刊になるそうです。
・「インターネットマガジン」が休刊に(ITmedia)
理由は、
同社は「社会全体に大きな影響を与えるまでに成長したインターネットを、1つの雑誌でカバーすることは難しく、必ずしも読者ニーズに合っていないと判断したため」と説明している。だそうで。
同誌は1994年9月に創刊。通巻136号で休刊する。公称発行部数は10万部。
まぁ…確かになー、とは思うわけです。
いまどき硬派な総合雑誌ってのは、なかなか難しいんだろうな。特にネットの情報は、それこそネットで見ればいいわけだし…。
ただポジティブに捉えるならば、ImpressWatch内に解説記事が増えるかもしれない。
PC WatchやINTERNET Watchは、ニュース記事と数人の外部ライターのコラムがメインで所謂「解説記事」というものが皆無です。
この点、日経系のサイトやCNET、他のネットメディアとの差異だったわけでニュースを淡々と流してるというのは良い面もあるけどやっぱり物足りなさもある。「インターネットマガジン」を休刊するなら、その編集部の財産を生かしてImpressWatch内で解説や報道系の記事を増やして欲しいですね。
そうすれば、ITmediaとの棲み分けにもなる。
ITmediaは独立性を保ってると思うが、とはいえソフトバンクグループの一員。他のネットメディアも報道大手の傘下だったりするので、数少ない「独立系」のインプレスには是非とも頑張って貰わないと。
・iNTERNET magazine
インプレスが、そういうポジティブな判断をしてくれれば、嬉しいんだけど。
単純に編集部を解散して終わり、というのなら、ちょっと幻滅です。
追記
・「インターネットマガジン」が休刊、Webを主体としたクロスメディア展開へ(INTERNET Watch)
インプレス(INTERNET Watch)自身の記事。
・Impress Watch新チャンネル「Robot Watch」を開設:SKY WATCH
・インプレス「Impress Watch」部門を法人化:SKY WATCH