ここ最近「仮想化技術」に関して盛り上ってますが、仮想マシン環境「Virtual PC 2004」(SP1)が無償公開されました。
・MS、仮想PC作成・実行ソフト「Virtual PC 2004」日本語版を無償公開（窓の杜）
・マイクロソフトが「Virtual PC 2004」を無償化、日本語版もダウンロード可能に(ITpro/日経BP)
・元麻布春男の週刊PCホットライン：MicrosoftがVirtual PCを無償化（PC Watch）
へぇ…と思ってたら、同日に「VMware Server」の正式版も公開（無償配布）されました（今までβ版が公開されていた）。
・VMware、サーバー向け仮想PC作成ソフト「VMware Server」正式版を無償公開(窓の杜)
「Virtual PC 2004」の対応OSは、Windows 2000/XP Professional/Server 2003 Service Pack 1で、一方「VMware Server」」のほうは、
本ソフトの対応OSはWindows 2000 Server/Sever 2003/Sever 2003 x64だが、動作保証外ながらWindows XP上でも動作する模様。らしいので、XPな人も両方チャレンジしてみる価値はありそう。
なんでこのタイミング…？ と考えてみて、思いついたのが、Win98系のサポート終了。
以前から告知されてた通り、昨日、Win98/98SE/MEのサポートが完全に打ち切られました（新規パッチの提供終了）。
Win98系を使い続けてる人の中には「昔のソフト（ゲーム）がWin98でしか動かないから」サブマシンに使用してる人がいたんですが、仮想マシンがあれば別にサブマシンにメインOSとして入れておく必要はなくなるわけで。
「VMware Server」は分かりませんが、MSの「Virtual PC 2004」に関しては計算づくでこのタイミングで公開したのかなと。
…まぁただの偶然なのかもしれませんが…。
8月8日追記
・マイクロソフト、「Virtual PC for Mac」の開発を中止(CNET Japan)
・「Intel Mac用Virtual PCはなし」とMicrosoft (eWEEK/ITmedia)
確かにIntelMac向けの仮想マシンソフトは競争激化してるので、そこに今から参戦する必要性は…なぁ…。
ただ声明には「現時点では開発しないことに決定した」とあるので、今後の情勢によっては再度開発する余地は残してあるのか。
・ヴイエムウェア、ついにMac OS X向けの製品を発表(CNET Japan)
・元麻布春男の週刊PCホットライン：着実に完成度を高めるもう1つの「Windows on Mac」(PC Watch)
・元麻布春男の週刊PCホットライン：MacBookのWindows運用に挑戦(PC Watch)
8月17日追記
・MSが去ったMac用仮想化市場、ParallelsとVMwareの激突の行方は？(eWEEK/ITmedia)
なかなかいい解説記事。
