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ドメインに絡む三つのニュース

ドメインというとICANNの組織の国連傘下入りを要望するグループと米国との間で騒動が起きてますが、ドメイン関係でニュースが三つ。先にICANN絡みの二つ、
「.com」独占につながる――VeriSignとICANNの和解差し止め要求 (ITmedia)
ICANN、1文字のWebアドレスの開放を検討(ITmedia)
一文字のほうは身近な話題か。
個人的には「やめろ」てかんじですけど。
二文字ならともかく、一文字はアルファベット分しかないわけで。
開放したところで、少数の営利企業(しかも大半は米国企業だろう)が独占するだけでしょう。
Yahooに、y.comを割り当てたとしてもYahooは、Yahoo.comとかその他の関連ドメインも保持し続けるわけで、なんで優遇する必要があるのか。
営利企業だけ優遇するのはネットの精神に相反するわけで。上のVeriSignの話もそうだけど(勿論、営利性を否定する気はないが、程度問題でね)。

アルファベット+数字だと、26(A-Z)文字と10(0-9)文字、合計36個しかドメインが出来ない。
..com/.netでやるとしても72個(他の.biz や、.infoとの組み合わせを加味しても少数であることに変わりない)。
この大半は、営利企業が独占すること間違い無し。
しかも、最初の取得時はともかく、M&Aその他で権利譲渡されたら、****.a.comが転送アドレス化されて詐欺サイトやアダルトサイトに悪用される可能性もあるわけで。
yaho.o.com とか、googl.e.netなんてアドレスでフィッシングサイト作られる可能性も。

三つの理由(どうせ営利企業が独占する、悪質サイトに使われたとき見分けがし難い、少数ドメインしか生み出さない)を考えた場合、開放する意味あるのか?
「聖域」として守るべきだろう。
やるとしても一文字.comを特定の人物(法人)に割り当てるのではなく、あくまでICANN(公的団体)が保持した上で、***.a.comの***の部分だけ売る方式にするべきじゃなかろうか。
y.com自体じゃなく、y.y.comをYahooに与える、とかいうなら、まぁ賛成(許容範囲)だが。

で、三つ目。
オランダ企業、新しいURLシステムを立ち上げ(ITmedia)
ちょっと面白い話。面白いんだけど、実用性は微妙。
ICANNの組織性を巡る話じゃないが、この場合、基幹システム自体を一つの私企業が握ってるわけで。
何かしらの突発的なトラブルでこの会社が倒産しちゃったらどーすんだと。
書いてて思い出したのが「日本語ドメイン」を巡る話。

今現在は、JPNIC/JPRSが日本語(2バイト文字)ドメインを運用していて、ボチボチ浸透してますが、それ以前にも、
iDNSが日本語によるドメイン登録サービス(INTERNET Watch) '00/05/11
iDNS、「。会社」ドメインの登録受付開始(INTERNET Watch) '00/10/24
こういう話があった。あったんだけど……、5年経った今どうなったかというと、まぁ言わずもがな。
このオランダ企業のも、似たような末路になるんじゃないかなー…と思うわけですが。さて。

ただ『エンドユーザーがPCの設定を変えてUnifiedRoot TLDを認識できるようにしなければならないが』という下りを見て、「海外版JWORD」としてならアリなのかなー、とも思ってみた。
JWORDのようなソフト(社名→ドメインを判断してジャンプしてくれるサービス)を運用してる国って日本以外にどれくらいあんだろ?
まぁIEはデフォルトでMSNにジャンプするので、英語圏だとビジネスとして成り立たないのか?
米国で通信事業者同士が対立、ネットに影響:SKY WATCH
「.cat」ドメインをICANNが承認(否ねこ用):SKY WATCH

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