松下がジャストシステムを訴えた「一太郎訴訟」。
先日、ジャストシステム敗訴の判決が出て、ジャストシステムが控訴してましたが、その控訴審は4月に発足したばかりの「知財高裁」が大合議制で裁定するとのこと。
・一太郎訴訟、知財高裁初の「大合議」に(ITmedia)
通常の「合議」は裁判官三人による裁定、「大合議」は五人による裁定だそうで。最高裁に近いイメージか。
「知財高裁」(知的財産高等裁判所)は元々は東京高裁の知財部で、知財に関する民事訴訟の控訴審を担当していた専門部署。今年春('05年春)から「知的財産高等裁判所」となった。単なる看板の架け替えだという批判もある(架け替えが重要だという擁護もある)なかでの大型案件。
知財高裁については、サイト見ると色々書いてあるのでそちらを。
・知的財産高等裁判所
しかし通常の「合議」から特別な「大合議」になる要件としてあげられてる「早期に司法判断を統一する必要がある重要な特許訴訟」かどうかはどうやって区別するんだろう。それこそ合議(会議)で決めるのか? そこのところが、少しわからんです。
まぁどういう判決が出るか、どれくらいの期間で結審するか注目注目。
6月5日追記
・「一太郎」訴訟:初の「大合議制」 知財高裁で口頭弁論(毎日新聞)次回で結審か。
パソコン用ソフト会社「ジャストシステム」(徳島市)のワープロソフト「一太郎」を巡る特許権侵害訴訟の控訴審で、東京高裁の特別支部である知的財産高裁(知財高裁)は3日、裁判官5人による初の「大合議制」を開き、第2回を行った。(略)
この日は知財高裁所長でもある篠原勝美裁判長が冒頭、「深呼吸をして」と笑顔で切り出し、争点整理などが行われた後、次回7月15日の期日を指定。「特段の事情がない限り次回での終結を考えている」と述べて閉廷した。
早っ。
「迅速化」という意味では評価できるな。