Willcom(旧 DDIポケット)というと、「AIR-EDGE」でデータ通信というイメージですが、音声通話で面白いサービスが。
なんと「Willcom.端末同士」なら 2900円/月で掛け放題になる、というもの。
・ウィルコム、同社PHS同士の通話料金を定額にするプラン。月額2,900円(RBB TODAY)かなり挑戦的なサービス。
ウィルコムは、Eメールの送受信と同社のPHS同士の通話料金が定額になるプラン「ウィルコム定額プラン」を提供する。月額2,900円で、受付は3月16日から、サービスは5月1日から開始する。
なお、通話料金が定額になるのはウィルコムのPHS同士で、固定電話やIP電話へは30秒10.5円、携帯電話へは30秒13.125円。(略)
「特定の番号間」なんてケチくさい内容じゃなく、「Willcom端末同士なら定額」というのが素晴らしい。
今でも ADSLを使ったIP電話で同じISP網同士ならタダ通話できますが、外に持ち出せないのが難点。しかし、これなら何処でも使えて2900円。
例えば恋人同士で毎日毎日ちちくりあって電話して通話料が膨れ上がってる場合は、二人一緒にWillcom.端末を持って、どっちか片方が定額プランにして専用電話にしてしまえば、通話料を気にせず話し放題。
ADSL使った IP電話で遠距離電話してる場合も、Willcom.のPHSにしてしまったほうが手っ取り早い(IP電話は、高齢者には少しややこしい)。
万人向けではないものの、そういう「事情」がある人にとっては、かなりイイサービスだなと。
これで、ツーカーのような「中高年向け携帯端末」ハードが揃えば完璧だ。
ちなみにデータ通信のほうに興味がある人は、BroadbandWatch.に載ったレビュー・インタビュー連載がオススメ。
『"体感1Mbps"はモバイルブロードバンドを実現できるか』
・(前編)~ウィルコムのPHS通信サービス「AIR-EDGE[PRO]」レビュー~(BroadbandWatch.)
・(中編)~ウィルコムインタビュー「AIR-EDGEはまだまだ速くなる」~(BroadbandWatch.)
・(後編)~ウィルコムインタビュー「2つのアプローチで体感数Mbpsを目指す」~(BroadbandWatch.)
なお、この「音声通話定額プラン」と、データ通信の各種プランがどういう関係になるかは続報待ち(現時点で、RBB以外の詳細記事がないので)。
追記
7月から、パケット通信定額サービス(リアルインターネットプラス)も +2100円で提供され、5000円/月で音声通話・データ通信が事実上の使い放題になるとのこと。
同時開始じゃないのがちょっと残念か。
・WILLCOM、月額2,900円の音声定額サービスを5月1日から(INTERNET Watch)
音声通話のサービスだけでも携帯端末けからのメール(AIR-EDGE PHONE経由のEメール、パケット式のエッジEメール)はできるようですが。
あとは、
「ウィルコム定額プラン」は1年契約のプランとなり、従来から提供されている長期割引サービス、複数回線話割引、A&B割、データセット割引は対象外となる。この辺、ちょっと覚えておく必要がありそう。
また、音声通話において、連続通話時間が2時間45分を超えると30秒につき10.5円の時間超過料金が発生する。さらに、16時間以上の連続通話については、通話が切断される場合があるとしている。これはあくまで連続通話に対するものであり、2時間45分以内に一度電話を切るなどすれば問題なく使える。なお同社では、利用者の要望次第では2時間45分という時間の延長もあり得るとしている。
まぁ少し注意すれば、この上なくいいサービスであることに変わりはなさそうです。
・ウィルコム「電話かけ放題2900円」ができる理由(ITmedia)
将来的には、固定電話・IP電話への定額化も検討とのこと。
4月18日追記
続報。
・ウィルコム、音声定額に申し込み殺到(ITmedia)
嬉しい悲鳴らしいです。申し込みは店頭でしたほうが良さそう。
4月18日追記
・ウィルコム、音声定額予約特典を"一律5000円"に変更(ITmedia)
5月11日追記
・ウィルコム純増6万――ボーダフォンは4万の純減(ITmedia)
・Willcom、ADSL事業に進出:SKY WATCH
・アステル東京、PHSの新規受付停止:SKY WATCH
・「ドコモ、PHSから撤退」は意図的なリーク?:SKY WATCH