私は元々CDを買わないでここ数年過ごしてきたんですが、何故かここ半年くらいで一気に10枚くらい購入しています。
昔買わなかったもの(買えなかった物)を今のうちに手元においておきたい、と思うようになったせいなんですが、なんでそういう「思想転換」に陥ったのか、その理由のほうは謎です。
でもってその「CD」は誕生から25周年だそうです。
・25周年を迎えたCD、売り上げは2000億枚に( ITmedia)
25年で2000億枚かぁ。ってことは……と気の利いたことでも書こうと思ったのだが思い浮かばない。
そうか、25年で2000億枚か。
ちなみによく話しに出される、
当初は1時間分のオーディオコンテンツが収まる容量を目指していたが、ベートーベンの「交響曲第9番」を収録できるよう、74分に拡大した。…という話し。
私は以前どっかの記事で「そんなもんはウソで技術的な可能性を追求した結果、当時74分がギリギリの限界だっただけ(クラシック云々はただの後付け)」という技術者の証言を読んだ記憶があったので、あれ、と思って昔読んだだろう記事を探してみたが見当たらない。
それどころか「都市伝説というほうが都市伝説で、話しは事実ですよ」というのがあって…はて、どちらが正しいのだろう。
まぁしかし出来るだけ最長にしようと苦心した結果が74分という時間であることに変わりはないのだろうから、それでいいのか。
さてその「見たはずの記事」を探してる過程で、ああこんなのもあったな、というのがあったので貼りつけ。
中島平太郎氏インタビュー(ITmedia)
・(1)CDの父、20年を語る
・(2)「著作権」と「音質」――CDの生みの親が呈する苦言
'03年2月のインタビュー記事。
'03年頃~はCCCDの問題が出てきた頃で、その文脈の中で掲載された記事で、だから「CD」というより複製メディアとしての「CD-R」の話しが中心になってると思うのだが、記事の中に、
中島氏によると、音の世界には「25年説」があるという。それは、エジソンの発明以来、25年単位で新しいものに切り替わっているというものだ。最初の機械蓄音機が25年で電気に代わり、やはり25年経ってステレオに変わった。そして、それ(ステレオ)から25年たってデジタルに変わった。CDは現在20年。「これからいくと、あと5年は、持つ勘定になる」。という箇所がありました。
((1)の2ページ目)
それで今年が25年目で、この状況。
………30年か35年くらいは持つんじゃないでしょうかねぇ…。
音楽メディアもDVDにとって変わられるんだといわれてた頃が遠い昔のことのように思えます。
25年たった今でもCDは現役です。
ちなみにこんなのも。
・技術再発見:CD(Compact Disc) --- デジタル録音への転換を成し遂げた(ITpro/日経BP)
・技術再発見:CD-R --- CDとの互換性が最初の壁(ITpro/日経BP)