さて、年末恒例「流行した言葉・モノ」ランキングがナントカの一つ覚えのように沢山発表されてます。
まぁ特に興味がないものの一応ナナメ読みしてるんですが、なにやら気になったものが。
・2006年も結局「Web2.0」でした、IT 業界で働く人が選んだ流行語(Japan.internet.com)
えーー、まぁ普通といえば普通なんですが眺めてて気になったところが一点だけ。
このランキングの名目は『IT業界で働く人が選ぶネット話題語ランキング 2006』なわけです。
ここ大事。
で、「Web.2.0」とか「YouTube」とか「MNP」。あとまぁ今年前半に一気に認知度が高まったのかなー、という「mixi」「SNS」。
この辺は納得できるんだけど。
引っ掛かったのが「6位 Google 60.7%」。
確認しときますが、このランキングは『IT業界で働く人が選ぶネット話題語ランキング 2006』なわけですよ。
IT業界で働く人が選ぶ+話題になった言葉の+今年のランキング。
で、「Google」。
いや、別にGoogleにイチャモンがあるわけじゃないですよ。ここは誤解しないでほしいんだけど。
確かにGoogleは今年も色々やりました。ええ。そりゃぁもう色々ありますよ。
しかし「話題語」ってのはつまるところ「今年よく耳にした新しめの単語」のことでしょう?
いくら売れてるからって「今年売れたものはなんでしょうか」と聞かれて「ホットヌードル」て答える人がいたら…、ヘンでしょう。
「いや、そりゃ今年も多いに売れただろうけど、でもそれ毎年のことだよね?」と。
「今年はやったもの」「今年話題になったもの」を聞かれてそれ答えるって、あんたの感覚どうなのよ? という意味で「なんか違うくないか」と。
そんな風に思うわけですよ。
それと同じ論法で、「今年の話題語はなんですか」と聞かれたときに「Google」と答える「IT業界人」がいたら…。
さて、その人に対する評価はプラスにつければいいのだろうか、マイナスにつければいいのだろうか。
少人数なら「分かった上であえてあげる人」というのもいると思うんだけど(私のようなひねくれ者とかね)、「6位 60.7%」というのは本気で思ってる人が混じってそうな気が…。
そういう意味で「引っ掛かった」わけです。
どーなんだろうか…。
確かに今年もGoogleはがんばってたけどさ。「話題語」として挙げるのは逆な意味で失敬な気が。
反面、「Web of the Year」に関しては一般人もターゲットに入ってるので、ここに「ウィキペディア」が上位になってても別に不思議には思わないのだが。
・Web of the Year大賞は「ウィキペディア」 2chは部門トップ陥落(ITmedia)
・なぜ“今さら”ウィキペディアがWeb of the Yearなのか(ITmedia)
これに関しては、IT戦士様の解説が正しいと思うんだけど。
でも「業界人」がGoogleあげるのはどうなんだろう、と。
そう言う感想です。
ま、別にどうでもいいんだけどさ。