日付にして一週間前のニュースを今更書くのもどうかと思うわけだが、今ごろ気付いたんだから仕方ないのですよ。
・美少女ゲームのキッドが自己破産(ITmedia)
ってことで。
感想。「へぇ…」。
会社が倒産したとかなんとかいう話を聞くと、普通は真っ先に「ありゃー」とか「残念だなー」とか「どっか買収してくれなかったのかー」とか、多少なりとも感想を抱くもんです。
特に、PS/SS~DC/PS2の頃に活躍してたコンシューマメーカーに対しては、何かしらの感想を持つほうなんですが、なんかコレに関してだけは「へぇ…」で終わり。
なんだろう、この感覚。
というかですね、どっちかというと「よく今までもったよなー」と思うのが正直なところ。
キッドはPS/SS/DCの頃に、PCゲームをコンシューマに持ってきて商売する、というカタチで一躍有名になった処だ、というのが私の認識。
勿論、GBのソフトも出してたように思うし、幾つかはオリジナル作品も出してた筈ですが、社名が大きく出るようになったのは「移植ビジネス」のおかげだと思うわけです。
しかし、PS2が出た頃からはもうPCゲームメーカー(エロゲメーカー)が直接、コンシューマに参入して商売するカタチが頻繁に行われるようになり、その時点で私はキッドとかNECインターチャネルはどうすんだろう、と思ってたんですよね。
数年前、NECインターチャネルはインデックスに売却され「インターチャネル」になり、キッドはこのままフェードアウトかなーと思ってただけに、「つぶれちゃったかー」というより「よく今まで頑張ってたな」というのが正直なところ。
しかし会社ページを見ると来年発売予定のタイトルもあるようだし、どうするんだろう。
それこそインデックスとかドワンゴあたりが身請けしてくれそうなもんだが。さて?
'07/02/05追記
・破産したキッドのゲーム関連権利をサイバーフロントが継承(ITmedia)
・サイバーフロント、キッドのゲームブランドを継承。開発途中の新作も開発続行(GAME Watch)
・サイバーフロント:破産の「キッド」ブランドを継承 「メモリーズオフ#5」「12RIVEN」発売へ (まんたんウェブ/MSN毎日)
何処が動くかと思ってたら、意外や意外、サイバーフロントでした。
「全コンテンツの権利・著作権、全プログラムソースとオリジナル仕様の所有権・独占的使用権」の資産を継承(取得)し、「権利には制作途中のものや、キッドの実質関連会社が保有していたものも含まれる」(ITmedia)らしい。
現場のスタッフがどういう風になるのかは書いてませんが、自己破産申請で発売中止扱いになってたタイトルが復活してるあたり、実際にはスタッフも移動したのかな?
ソースだけあっても仕方なかろうしな…。