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「アンチウィルス機能搭載型マルウェア」が登場

スパムメールを送信するための「ゾンビマシン」。
このゾンビマシンを作るためにユーザーの意思に反してインストールされるマルウェアは、年々配布の手段やソフトの機能を巧妙化させており、各種セキュリティソフトといたちごっこなわけです。
しかしここにきて今までのとき違う「画期的」なマルウェアが登場したようで…。
ウイルススキャナ搭載のトロイの木馬「SpamThru」(eWEEK/ITmedia)
えー、ちょっと落ち着いてから記事を読まないと頭が混乱します。

このマルウェアは、マルウェアでありながら自分自身がアンチウィルス(アンチスパイウェア)の機能を保持してるそうな。
ん??
いや、つまりマルウェアに感染する人というのは、セキュリティが甘いわけです。
すると、そのマシンには既に幾つものマルウェアが潜んでる可能性がある。
「同業者」が他にいると、そのマシンの機能(CPUリソースやネットワークの帯域)をフルに使えません。ってことで、自分がアンチウィルス機能を所持して、他の「同業者」を全部蹴散らしてしまえ、と。
そういうことらしいです。

まぁつまり…アレですね。
街の暴力団が、繁華街のチンピラを蹴散らしてくれるようなもんですね。
数は減るけど有害性は変わらない、と。むしろ悪質かもしれない、と。

しかしまぁ…、そんな高度なソフトを開発するくらいなら、自分でセキュリティソフト作れば儲かるだろうに…。
たぶんウィルスを作ってる人間より、この「アンチウィルス機能搭載マルウェア」を作ってる人のほうが、相当スキルがあるでしょう。
んー、わからんなぁ…。

このソフトの機能自体も怖いけれど、しかしこの機能を他のソフトも搭載しだしたら、そっちのほうが恐ろしいことになりそう。
というのも、普通に販売されてるセキュリティソフトだって基本的に同時インストールしたらダメなんですよね。
ウィルスバスターとかノートンとか、同時に複数のソフトを入れると機能が競合してマシンがハングアップしたり、恐ろしいくらいリソースを食われる可能性がある。
だからどのメーカーのソフトを使うにしても「他のと併用しないこと」というのが注意されるわけです。
販売前に他のソフトとの相性確認をしているソフトですらそんな状態なのに、「リリース前の動作確認」なんかするわけのない「アンチウィルス機能搭載マルウェア」が幾つもインストールされたら、PCは一体どうなるのか。
まぁ「動作が不安定」になってくれたほうが「マルウェアに感染してる」と把握しやすいったらしやすいですが、データが破損したら泣くに泣けない。

色んな意味で恐ろしい時代に突入したようですよ。

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