米国には「学生専用」として誕生したSNS「Facebook」というのがあります。
米国市場でのSNSの勝者は「MySpace」で、その他の会社は合併するかポータルサイトに身売りするか、今過渡期を迎えています。
そんな中、「Facebook」が米Yahooに身売り交渉してるという話しが。
・SNSのFacebook、Yahoo!に身売り交渉 (ロイター/ITmedia)
まぁ身売り自体はいいのだが、問題はこの「Facebook」ここ一ヶ月くらいに不祥事連発してましてね。
・SNS「Facebook」の新機能にプライバシー侵害だと怒りの声(CNET Japan)
・Facebook、ユーザーの反発を受け知人の活動情報収集機能を修正 (Japan.internet.com)
ストーカー機能をつけて総スカン。これが9月7日頃の話し。
・SNS の Facebook、門戸開放に既存会員が大反発(Japan.internet.com)
・SNSのFacebook、一般公開か(ITmedia)
その一週間後(9月15日)、一般公開すると言い出して、これまた総スカン。
更にその10日後、「Yahooに身売りするらしい」。
……なに?
ここまで必死だと逆に笑えるんだが、なんなんだ?
創業メンバーの中に「今すぐ資産を処分して米国外に亡命しないと命を狙われてるんだ!」とか、なんかそういう特殊な事情がある人でもいるんだろうか?
しかも今回の記事を読むと「FacebookはMicrosoftやViacomとも別個に交渉を持っていた」らしい。
つまりYahooとだけやってたんじゃなく、他の会社にも話しをもっていって天秤にかけてたわけだ。
……なんなんだろう?
こんだけやったらもうこれブランド価値ないんじゃないの?
俺会員だったら、もう飽きれて見捨てるけど。
まぁ少し前に「買収候補」として予想はされてたので、それ自体はさほど驚かないんだけどね。
・YouTube、Facebook、CNET・・・「買収対象候補」になった米ネット企業(CNET Japan)('06/09/16)
でも急すぎるなー…。
それから以前、7.5億ドルという買収提案を蹴って、「20億ドル」だとふっかけたという噂が出てます。
・SNS の Facebook、第3回資金調達で2500万ドルを獲得(Japan.internet.com)('06/04/21)
今回の報道通りいけば買収価格は「10億ドル程度」。あれ20億ドルじゃなかったの?(笑)。
なんか創業者、色々なことを言ってるが、結局金が欲しいだけか? って気もします。
既存会員の気持ちはいかに…。
9月27日追記
・「大きいことがいいこと」とは限らない--ソーシャルネットワークのジレンマ( CNET Japan)
「ブランド分け」は一つの手だろうな。
同じシステム使えば開発コストはかからないわけだし。