:CNETというと、IT系ニュースサイトとしては「老舗」の部類ですが、そのCNET Japanが読者Blogをやるんだとか。
・CNET Japan、読者向けブログサービス開始へ 読者ブロガーを公募(RBB TODAY)
・CNET Japan、読者向けブログサービスを開始へ--シックス・アパートと共同で(CNET Japan)
ITmediaのBlogみたいなもんか? と思ったのだがCNETの募集ページを見ると、そういうわけではなくホントに読者で感想Blog書いてくれる人の募集らしい。
・CNET Japan 読者ブログ ブロガー募集
まぁ「感想」といっても、「論評」を含めてってことですが。
んー、微妙…。
要綱を見ると広告が挿入されます、とか、週に一回は更新してくれ、とかあって。その上で応募するとイロイロと審査もされる。
こういうブログにします、というのも提出させられるらしい。
……が、義務が一杯並んでるのだが、こちら側(書く側)のメリットが皆無…。
アクセス数に応じてインセンティブを払います、とかはナシ。
こっちのメリットなんやねん? とFAQを見たら、
Q.:「CNET Japan 読者ブログ」にブログを書くメリットは何?……。
A.--個人でブログを持つよりも多くの人が訪れることを期待できますし、最先端のIT技術やITビジネスマーケットに対して指向性の高い他の読者や読者ブロガーと、意見交換を行っていただけます。
「うちのアカ取って記事書いたらおまえにハクがつくんだからいいだろ? なぁ?」
…的なニュアンスを感じ取ってしまうのはボクの性格が悪いせいでしょうか?
なんかなー…まぁ目立ちたがり屋さんとか、ITmediaみたく「有識者」さまが書く分にはいいんだろうな。ハクがつくわけだから。そこから仕事が発生する可能性が高いわけだから。
でも個人になんかメリットあるか?
いや、まぁ書いてないだけで実際には経費の名目で何かしらのインセンティブがあるのかもしれないよ?
そこはまぁ大人の事情ってやつがあるのかもしれないが。
「CNET Japanでも書いてる人のブログです」という価値が出るわけだから、駆け出しのライターとか、うちよりもっと専門的なサイトやってるような人には「おいしい話し」なのか?
ただ、そういう人が書く「感想Blgog」を読んだときに、普通の読者はどう反応すればいいんだろう?
いっそこれならITmediaBlog形式(始めから専門家限定で募集かける)にしてくれたほうが良くないか?
要項とプレスリリースを見ると、どうもCNETは独自の読者コミュニティを作りたいらしい。その中核をブロガーにやらせたいらしいんだが、「他の読者の相手」をさせられる側(「読者ブロガー」)はタダ働きなんだよね。
「読者コミュニティ」が成功して儲かるのは、CNETだけじゃん? 俺ら一銭ももらえないじゃん? という。
そんなんお前んとこで社員かライター雇ってやればいいだろ という。
そんなことを思うのは俺の性格が悪いせいなのか? と他の人のBlogを見てみたら結構似たような意見の人がいるようで一安心。
まぁどういう人が「採用」されるのか楽しみにしときましょう。