珍しい事件が。
・受賞辞退：ファンタジー大賞の優秀賞者 出版折り合わず(毎日新聞)(掲載終了、リンク切れ)毎日新聞本紙に小さい囲み記事が出てて、後段の理由部分が書かれてなかったので、「盗作でもしてたのか？」とか邪推してしまった。
８月１日に発表された第１７回日本ファンタジーノベル大賞（読売新聞東京本社・清水建設主催、新潮社後援）で、優秀賞に選ばれた琴音さん（２９）が受賞を辞退したと２日、読売新聞東京本社が発表した。公募の文学賞で受賞者が辞退するのは極めて異例。
受賞作は「愛をめぐる奇妙な告白のためのフーガ」。出版に向けて打ち合わせを進めていた新潮社によると、出版形態や販売促進の方法で琴音さんと折り合いが付かず、本人から辞退するとの連絡が入ったという。
作品自体がどうこうじゃなく、出版方法による決裂か。
確かに受賞辞退すれば、他社に持ってって出版してもらえるもんな（受賞すると権利関係で不可能になる）。
「辞退」自体も話題になるし（ダジャレじゃないよ）。
でも…折り合いがつかないって、一体全体どういうアレなんだろう…。受賞者側は新人なんだから、多少条件が悪くても受け入れると思うんだけどなぁ…。「相場」も知らないのが普通なんだし。
新人が蹴るほどに、条件が悪かったのか？ それとも新潮社の編集が、何か無礼なことでもしたんだろうか？
これ、空席になった「優秀賞」どうすんだろう。
繰り上げで優秀賞になる人も、なんか微妙だよな、気分的に…。
「優秀賞無し」かな。文春辺りで詳報してほしい。何があったのか、とっても気になる。
12月12日追記
出版されます。また辞退経緯については、作者サイトで説明がなされる模様。
・文学賞辞退作『愛をめぐる奇妙な告白のためのフーガ』が発売：SKY WATCH
