出ては消え、消えては出てくる「MacOS for x86」の噂ですが、今度のWSJ(ウォールストリートジャーナル)の報道は何やら確度が高そうで。
・[WSJ] 再び浮上する「Pentium Mac」の可能性(ITmedia)ITmedia.に翻訳転載されてるこれがWSJの元記事。
これまで何度か噂に上ってきた「AppleがIntelプロセッサ採用」の可能性だが、両社の交渉を知る人物は、早ければ6月6日のWWDCでそうした新戦略が発表されると伝えている。
で、これを受けての CNET報道が、
・リスクも多いインテルチップの採用--アップルにチップ乗り換えの可能性(CNET)
こっち、と。うーん。
今月の頭にも、ITpro(日経BP)に同じような話が出てて、そのときは「またかー」くらいに流してましたが。
・Longhorn先取りの新Mac OSが登場,PCで稼働する可能性も(ITPro/日経BP社)こっちは5月2日付け。
(略)だが,私がWinHECで聞いたうわさが本当なら,すぐに動くようになるかもしれない。Microsoftのエバンジェリストが私に対して,AppleはIntelプラットフォームに移行しつつあると言ったのだ。それに加えてIntelの技術者が,同社のサンタクララにあるラボで,Intel互換版のTigerが今動いていると言ったのを聞いた。(略)
短期間に同じような話を複数のメディアが報道してるのは、気になるなぁ、やっぱ。
まぁ記事にある通り、「IBMへの揺さぶり」として交渉してるだけかもしれませんが、交渉してるのは事実っぽい。
もっとも採用されたとしても、あくまで「Apple純正のマシンにIntelチップが採用される」だけで、「手元にあるWindowsPCに入れて使える MacOS」が発売される可能性は低そうですが。論調・雰囲気的に。
ITmedia.の文末から過去記事(~'03年ごろ)のリンクを辿って読んでいくと、なかなか楽しいです。
『「Pentium Mac」待望論』とか『Appleが"Intel"を採用する可能性は確かに高い』とか。ZDNetJAPAN時代の昔のヤツ。
「Intelチップではなく、AMDチップをMac専用に使えばいい」とか色々とあって(笑)。
果たして「n度目の正直」になるのかどうか。
追記
・AppleとIntel、提携はビデオiPodで?(IDG/ITmedia)
・[WSJ] Appleの「浮気」で問われるIBMの半導体戦略(ITmedia)
・AppleにはIntelよりAMDがお似合いだ(eWEEK/ITmedia)
・Pentium Macを疑問視するアナリスト――それでも株価5%アップ(ロイター/ITmedia)
・「アップル、インテルチップに乗り換え」の噂は本当か (ZDNet)
6月5日追記
ただの「牽制」ではなかったようで。
・WWDC基調講演で「Pentium Mac」表明へ:SKY WATCH