トピックを見た瞬間、いいことのように思ったのだが、よく読んでみると違った。
・Microsoft、ネット経由の製品アクティべーションを中止へ(CNET/ITmedia)ややこしいので元記事参照でリードだけ。
Microsoftは違法コピー対策の一環として、主要PCメーカーがインストールして出荷するWindows XPのオンラインアクティベーションを中止する。
今現在、パッケージ版のXPを導入した際などに、アクティベーションの処置が必要になるわけですが、このときネットを経由して認証する方法と、MSのサポートに電話をして認証する方法の二つ用意されてます。
で、この記事はタイトルだけ見ると「アクティベーション機能を中止」するように見えるので「おおっ」と思ったんですが、これは誤解で「アクティベーション機能を中止」するのではなく、上記の二つの手段のうち「ネットを経由した認証を中止する」という内容。
つまり、今後アクティベーション機能の認証は電話オンリーになるという話で、全くもって正反対。
「余計な手間が減る」どころか「余計な手間が増える」内容なわけです。
(略)「違法に売買されるOEMプロダクトキーの流通量を減らすために、Microsoftはインターネット経由でこうしたプロダクトキーのアクティべーション手続きを行う機能を無効にする」とこのメモには記されている。(略)ということらしい。とはいえ、一部ベンターの OEMについては、今後も免除を続けるとのことで、有名メーカー製のPCを買う(使う)人には関係ないかも。
ただMSは今後、他のアプリにもアクティベーションを導入することを表明してるわけで。
電話オンリーにした場合、果たして認証がスンナリといくのかどうか…。電話の混雑の面が気になるところ。
「いつまで経っても話中。おまえんとこには電話線が一本しかないのかっ」(by 昔のソーテックの広告)にならないことを祈るばかり。
…と、ここまで書き上げてから他サイトのトピクを確認したら
・マイクロソフト,「ネット経由のアクティべーションを中止」報道を否定(IT Pro/日経BP社)
だそうだ。
計画があるにせよ、2月28日から、ってのは有り得んかな?
早急すぎるし、28日からの予定なら、今の時点で否定するわけがない(混乱を招く)だろうし。
3月2日追記
CNETが続報記事を書いてるんですが、
・Windowsのアクティベーション変更、正規版ユーザーには影響なし(CNET)
……端的に言って、よくわからん。
MS.が不正コピーやプロダクトキーの不正使用の対策強化をしたのは事実のようだが…。
3月4日追記
INTERNET Watch.と、ITpro.に記事。
・XPプリインストールPCでインターネット経由のアクティベーションを廃止(INTERNET Watch)
・マイクロソフト,OEM版Windows XPを対象にネット経由のアクティベーションを中止(ITpro/日経BP社)
『パッケージ版のWindows XP,パソコン・パーツにバンドルして販売するDSP版のWindows XP,企業が一括購入したボリューム・ライセンス版のWindows XPは対象外で,ネット経由のアクティベーションは依然として可能』
つまり、こういうことらしい。納得。
「アクティベーションってなんじゃらほい」という人は MSのサイトを参考に。
・マイクロソフト:カスタマーインフォメーションセンター:ライセンス認証
・マイクロソフト:Windows XP Home Edition:よく寄せられる質問
・マイクロソフト:Windows XP ホーム