本の紹介:『僕らの変拍子』(冬目景)
【『僕らの変拍子』を好きな人には、『イエスタデイをうたって』もオススメ】
・冬目さんの出した二冊目の単行本。'92〜'94年に書かれた短編、7作が収録されている。
一冊目に出た単行本は『ZERO』だが、収録されてる作品の発表順序では『僕ら〜』収録作が先になる。
デビュー作『六畳劇場』は今は無きスコラ社の『コミックバーガー』に掲載された。
この単行本自体も、元々はスコラから発売されていたが、スコラが倒産。その後、『バーガー』を引き継いだソニーマガジンズから再発売された。…が、またしても移動。現在は幻冬舎から発売されている。
ベスト版でもないのに同じ本の版元がこうも変わるのも珍しい。もっとも、元々『バーガー』に書いてた他の作家さんも同じ道を歩んでるわけですが。
ちなみに、スコラ版は、'95年10月発売(505円)、ソニーマガジンズ版は'99年10月発売(520円)、幻冬舎版は'02年01月発売(540円)。カッコに書いたのは税金を加算してない「本体価格」。発売される度に値上がりしてるのが笑えます(普通は下がるだろう(笑))。
楽天ブックスで見るとスコラ版が「絶版」(当たり前)の表示になってるのに、ソニーマガジンズ版はただの「品切れ」表示なのが気になるところ。現在流通してるのは、幻冬舎のものだけだと思うのだが…。
ちなみに内容自体は全部同じ(の筈)。
『僕らの変拍子』収録作 |
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「僕らの変拍子」(『コミックバーガー』'94年6月号) 「幽霊のいるまち」(『コミックバーガー』'94年8月号) 「現国教師RC-01」(『コミックバーガー』'93年12月号) 「醒めてみた夢」(『コミックバーガー』'93年8月号) 「銀色自転車」(『コミックバーガー』'93年7号(4/13号)) 「こんな感じ」(『コミックバーガー』'92年22号(11/24)) 「六畳劇場」(『コミックバーガー』'92年18号(9/22号)) (カッコ内はスコラ版奥付記載の初出) |
『現国教師RC-01』はタイトル通り(?)アンドロイドもの。今でいう「THのマルチシナリオ」。勿論、発表時期はこっちのほうが早いのだが。
『銀色自転車』は、『イエスタディをうたって』の原型と言えるのかも?(冬目さんがどう思ってるかわからないが)。ストーリーとしては『大学を留年してる主人公と、とっとと卒業して就職しちゃった元彼女。元同級生の仲間の集まりで再開して…』というもんで、『イエスタディ』を短くしたかんじです。
短編ですが「イエスタディをうたって」の雰囲気(ダメ人間が四苦八苦するかんじ)が好きな人は見てみるべし、です。
『こんな感じ』も似た雰囲気で、こっちの主人公は予備校通いの浪人生の話。
『六畳劇場』は冬目さんのデビュー作。役者の夢を捨てて就職したOLと、大学で映画を撮ろうと意気込む大学生との話で、夢が云々という内容。『イエスタディ』の三巻で出てきた、木下の妹の話を切り出したかんじ…かな?
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僕らの変拍子 著者:冬目景 出版社:幻冬舎 本体価格:540円 |
なので、『イエスタディ』を好きな人は、この単行本も読んでみて損はない(筈)。私は好きでした。
逆にこの単行本が好きなら「イエスタディ」にハマる筈です。
【『僕らの変拍子』を好きな人には、『イエスタデイをうたって』もオススメ】
